ご挨拶

理事長挨拶

前身の婦人科病理研究会から学会へ変革を遂げて9年目に入り,この1月から本学会の理事長を仰せつかりました。初代の理事長を勤められた長坂徹郎先生の時代は学会としての黎明期で基礎作りがなされ,その後,2代目の九島巳樹先生が理事長を担当されてからは次第に現在の地盤が固まり安定期に入ってきました。

会員数は当初200名弱でしたが,毎年着実に新会員を迎え入れて現在は約250名にいたっています。一方で,長きにわたって婦人科病理界の先導役を果たしてこられた諸先輩方々が社会的定年を迎えられるようにもなり,世代交代も着実に進んでいます。会員は数字の上では病理医が優勢ですが,婦人科医の方々の積極的な参加によって,臨床的にも深みのある討議が学術集会では常態化してきました。学術集会の本質は従来からの病理学的な症例検討にありますが,その時々のテーマに基づいて教育講演では若手の登用が図られたり,さらに昨今ではランチョンセミナー形式の講演が組み込まれたりなど,学術集会長の趣向を凝らした企画は学会参加のモチベーションアップにも繋がっているようです。

本年は,学会の変革事業として事務局機能を業者委託へと転換し,これに連動して会費の値上げ(5,000円から6,000円に)をいたします。また,これまで着実に発刊が維持されてきました年2号の機関誌を紙ベースからweb版へと切り替えることになります。本年の前半を目途にこれらの変革を遂行し,新局面での運営に滑らかに移行していきたいと考えます。日本・韓国・台湾の3国合同で開催されている婦人科病理カンファレンスも,先駆者の方々の直向きな取り組みにより21回の開催におよんでいます。婦人科病理を介した,近隣の東アジアの国々との連携・友好は今後も維持されていくことを強く望んでいます。

会員皆様の「声」に耳を傾けながら,学会の発展に僅かでも貢献していく所存です。理事長就任にあたっての「所信」といたします。宜しくお願い申し上げます。


平成30年2月23日
日本婦人科病理学会理事長
安田政実(埼玉医科大学)

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