日本婦人科病理学会学術集会をはじめ、日本婦人科病理学会が関連する学会・セミナーなどをお知らせします。

1.
第61回日本婦人科病理学会学術集会
2.
第114回日本病理学会総会コンパニオンミーティング
3.
第25回日韓台婦人科病理合同会議


第61回日本婦人科病理学会学術集会のお知らせ

変更がありましたら、随時お知らせいたします。

学術集会世話人

森谷 鈴子(滋賀医科大学医学部附属病院病理部)

テーマ

アウトカムから学ぶ

趣旨

 その病理診断が適切であったのかどうか?は、何によって裏付けられるのでしょうか。教科書や文献に記載されている内容に忠実に診断されている、その道のエキスパート病理医がその診断に同意した、多くの病理医がその診断に同意した、といったことを思い浮かべられるかもしれませんが、その患者さんの転帰がその診断で矛盾のないものであったか、ということも忘れてはいけない大事な裏付けの一つです。
 例えば、疾患の中には、良性、悪性の鑑別が形態だけでは非常に難しいものがあり、良性と判断したものが、忘れた頃に再発することも稀にあります。境界悪性腫瘍や低悪性度腫瘍は、晩期再発したり、長期間にわたり再発を繰り返したりすることがあります。病理医は、通常の環境では、病理診断をした後でその患者さんがどのような治療をされ、どのような経過を辿られたのかを知る機会がほとんどありません。しかし、患者さんのアウトカムを意識し、そこから学ぶということは、診断する上で念頭に置くべきことをもっと多角的にとらえ、診断難解例については臨床医に対してどのような方向性を示すのが適切であるかを考える上で、貴重な手掛かりを与えてくれるものと思われます。
 医学の進歩は著しく、新しい治療法がどんどん生み出されている現在においても、依然として、「病気」という自然に対し、私達医療者があまりにも無力であることを感じさせられることがなくなりません。今一度、「病気」という自然現象に対して謙虚に対峙し、少しでもよい診断、よい治療選択ができるようなdiscussionができれば、と思い、このようなテーマを考案させていただきました。

日時

2025年12月13日(土)

会場

滋賀医科大学リップルテラス(現地開催のみ)
〒520-2192 滋賀県大津市瀬田月輪町 滋賀医科大学
キャンパスマップ:https://www.shiga-med.ac.jp/campus-map
アクセス:https://www.shiga-med.ac.jp/access

演題募集要項

1.
演題登録期間:2025年10月31日(金)
供覧用ガラス標本送付締め切り:11月7日 (金) 必着
2.
今回のテーマは「アウトカムから学ぶ」です。
婦人科領域の疾患全般で、下記のいずれかの条件に該当する症例を募集します。
診断後、5年以上経過が追えている症例。ただし、死亡例はこの限りではない。5年未満であっても予想外の悪性転帰を辿った症例など、疾患の本質に迫る情報が得られた場合も提示いただいて結構です。(症例提示を迷われている場合、ご相談下さい)
過去に婦人科病理学会または婦人科腫瘍学会の病理症例検討会で提示したことがある症例で、その時点では診断が確定できなかったが、その後の経過から診断が判明、あるいは確定には至らずとも症例の本質がある程度判明した症例
過去に婦人科病理学会または婦人科腫瘍学会の病理症例検討会で提示したことがある症例で、その後も検体が出て、長期経過が追えた症例
症例検討演題も募集しますが、採択は主題関連の演題を優先させていただきます。
3.
申込方法: wordファイルにてご準備ください。
<演題応募用紙(Word形式)にご記載いただく内容>
演題タイトル
筆頭演者名(ふりがな)、所属名、所属先住所、所属先電話番号
共同演者名、所属名
抄録本文(量は、タイトル、演者名を入れて全体がA4用紙1枚でおさまるように)
<メール添付について>
メールの「件名」は、「演題応募」
添付ファイルの「ファイル名」は、「筆頭演者名.拡張子(.docまたは.docx)」
<供覧用標本の送付について>
今回は、供覧標本の一部を事前にバーチャルスライドでも閲覧できるようにします。お送りいただく標本のうち、バーチャルスライドで提示したい標本を1-2枚選び、どの標本をバーチャルスライド化したいかがわかるようにしてお送りください。
4.
メール送信先:(森谷鈴子)
スライドガラス郵送先:
〒520-2192 滋賀県大津市瀬田月輪町
滋賀医科大学医学部附属病院病理部 森谷鈴子宛 (TEL 077-548-2600)
5.
発表時間および形式:
 
発表は臨床情報、病理診断、discussion までのスライドを作成してください。
 
発表 7 分程度、討論 5 分程度を予定しています。
6.
学術集会終了後、症例検討の内容について日本婦人科病理学会雑誌への執筆をお願いすることがあります。

懇親会

びわ湖大津プリンスホテル(トップオブオオツ)を予定しています。

宿 泊

最寄りの瀬田駅にはホテルが2つしかありません。近隣のホテル一覧を参考にしてください。京都の宿泊も選択肢のひとつです。

問い合わせ先

事務局
〒520-2192 滋賀県大津市瀬田月輪町
滋賀医科大学医学部附属病院 病理部内
TEL/FAX : 077-548-2600
E-mail:(森谷鈴子)


第114回日本病理学会総会コンパニオンミーティングのお知らせ

ハンドアウトを資料ページに公開中です。

テーマ

子宮頸部扁平上皮内病変の病理診断チュートリアル
Basics of pathological diagnosis of endocervical squamous intraepithelial lesion

日時

2025年4月17日(木)18:40~20:10

会場

I会場(仙台国際センター展示棟 1F 会議室3)

開催形式

現地開催のみ

プログラム

座長
川上 史(琉球大学大学院医学研究科 細胞病理学講座)
岩本 雅美 獨協医科大学医学部 病理学講座

講演1.
NILMとLSIL、LSILとHSILの鑑別
美山 優(埼玉医科大学国際医療センター 病理診断科)
講演2.
HSILのバリエーション
森谷 鈴子(滋賀医科大学医学部附属病院 病理診断科)
講演3.
p16最新の話題
外岡 暁子(がん研有明病院 病理部)

開催要旨

2024年4月のがん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針の改定により、我が国はHPV検診の普及に舵を切りました。HPV検診により、コルポスコピー・生検の数は細胞診による検診法の3倍程度の増加があるとの報告があり、またハイリスクHPV陽性というバイアスがかかった状態での診断といった新たな背景が加わる中で、扁平上皮内病変 (SIL) の診断基準の標準化、均てん化が求められています。本企画では、日常診断で診断者間の診断に違いを生じやすい症例を手がかりとしてSILの診断に重要な所見、診断のピットフォールを3名のエキスパートがそれぞれの視点から解説します。事前アンケートやセルフアセスメントを組み入れ、初心者を含めた日常的に婦人科の病理診断にかかわる全ての医師を対象として、参加者の疑問を深掘りし、SILの診断の段階的・実践的なレベルアップを目的としています。

WSI

講義内で議論される症例の一部をWSIで公開、診断の投票を受け付けております。
投票サイト: https://forms.gle/TV8L17uN5bsbUxvD6

WSI閲覧手順

1.
URL: http://133.95.89.120/nz/connect/home
2.
ユーザーID、パスワードを入力
ID: JSGYP2025APR
PW: jsgyp-sendai
3.
フォルダ(Browse Images) ⇒ 「JSGYP2024DEC」⇒ バーチャルスライドが閲覧できます

オーガナイザー

川上 史(琉球大学大学院医学研究科 細胞病理学講座)


第25回日韓台婦人科病理合同会議のお知らせ

変更がありましたら、随時お知らせいたします。

テーマ

Cervical cancer

日時

2024年11月23日(土)

10:45
受付開始
11:15
開会
17:40
閉会(通例ではその後懇親会)

会場

Commodore Hotel Busan(現地開催のみ)

会費

70,000KRW

参加登録方法

下記、問い合わせ先までメールで申し込みください。
申し込みに際し、所属、氏名の和文、英文の両方の表記をお願いします。
申し込み締め切り:2024年9月30日(月)

演題募集要項

演題登録期間:
~2024年9月16日(月)
募集内容:
 
・ 口演:
1題。テーマに沿った内容。発表後討論。複数応募の場合、事務局で調整します。
・ ポスター:
婦人科病理全般
申込方法:
タイトル、発表者(いずれも英文表記)を下記、問い合わせ先までメールでお申し込みください。
 
後日、抄録原稿の提出をお願いします。

問い合わせ先

前田 大地
〒920-8640 石川県金沢市宝町13-1
金沢大学医薬保健研究域医学系 分子細胞病理学分野
電話 076-265-2190(教授室)、076-265-2192(医局代表)
E-mail:

       

連絡先

日本婦人科病理学会事務局
〒606-8305
京都市左京区吉田河原町14
近畿地方発明センタービル
知人社内
TEL 075-771-1373
FAX 075-771-1510

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